結婚を意識し始めたころにまず考えるのは指輪を選ぶということではないでしょうか。
婚約指輪は、これから夫婦として2人で人生をスタートさせる大切な証でもあるため購入する際は慎重に選びたいですよね。しかし、いろいろと下調べをしていくと高額なものから安価なものまで実に多くの種類の指輪があるため、予算感もわからず実際にどれを選べばよいのか迷ってしまいがちです。そんなときに気になるのが、ほかの人はいったいどのくらいの金額の婚約指輪を購入しているのかではないでしょうか。
そこで今回は、婚約指輪の一般的な予算や気になる年代別の予算相場、婚約指輪を購入するお店のポイントについて詳しくご紹介します。
予算は時代で変わっている!婚約指輪の一般的な相場は?
かつて、婚約指輪は「給料の3カ月分」といわれた時代もありましたが、2018年現在ではそれほどまで高額な指輪を購入するという方は少なくなっています。
結婚情報誌で有名なゼクシィが2016年4月~6月に実施した「結婚トレンド調査2016」では、婚約指輪の一般的な相場は35.9万円となっており、実際のところは「給料の約1.5ヶ月分」程度の指輪が主流のようです。
「給料の3カ月分」に相当する金額である70万円~80万円の指輪を購入している方は全体のたった2%しかおらず、高価な指輪を求めている方は減っている傾向にあるようです。このように、時代に合わせて婚約指輪の相場も大きく変化していることがわかります。
年代によっても婚約指輪の相場は変わる
婚約指輪の予算相場は、時代だけに限らず年代によっても大きく変動します。20代の働きたての頃よりも年齢を重ねて経済的に余裕が出てきた頃のほうが、やはり指輪の購入予算は上がる傾向にあるようです。では、それぞれの年代別でみた婚約指輪の予算相場についてご紹介します。
20代前半の相場
20代前半の婚約指輪の相場は「10万円以下」が25%と最も多く、全体の約4分の1の方が10万円以下で指輪を購入していることがわかりました。やはり、年齢的に若いということもあり、仕事を始めたてで貯金や所得が低いなどの理由から、指輪の価格は控えめの品を選ぶ傾向が強いようです。
次いで「11~20万円」は12%、「21万円~30万円」と「31万円~40万円」は18.8%で同率ととなり、意外にも「31万円~40万円」と少し高額な価格の指輪を購入する方が多い結果となりました。
全体的に見ると、婚約指輪の価格は安く済ませて、結婚式や新居などの結婚にかかるほかの出費に充てたいという考えの方は多いようですね。
20代後半の相場
20代後半の婚約指輪の相場も「10万円以下」と回答した方が多く、25.6%の支持を得ました。20代の後半とは言ってもまだ20代ですので、20代前半と同じくなるべく価格は抑えたいという傾向が結果として現れているように感じられますね。
次いで「21~30万円」と「31~40万円」がそれぞれ18.6%で、1位から3位を合計すると約58%の方が10万円以下~30万円以内の指輪を購入しているという計算です。
ここで注目しておきたいのが、婚約指輪の相場を「51万円以上」と回答した方が16.3%と、全年代のなかでも2番目に多い結果となったことです。20代ということで基本ベースは安価なものを求めている傾向が強いですが、高額な指輪を購入する方も一定数いるようですね。
30代前半の相場
30代前半の婚約指輪の相場は「10万円以下」が22.7%と、20代よりも比率がわずかに減少しています。そして「51万円以上」 の指輪を購入した方も22.7%と同率で、全年代で1番多い結果となっており“10万円以下で費用を抑えたい派” と“50万円以上でしっかりお金をかけたい派” に大きく二分化した結果となりました。30代でも10万以下の指輪を購入したい方は多く、安く浮いた分だけ結婚式などの費用に充てるという方も少なくないようです。
次いで「11~20万円」「21~30万円」が18.2%と同率で続き、合計すると約59%の方が30万円以下で婚約指輪を購入していることがわかりました。
全年代の一般的な予算相場が35.9万円ですので、30代前半の方の多くは平均的な価格の指輪を選んで購入する傾向にあるようですね。
30代後半の相場
30代後半の婚約指輪の相場は「10万円以下」と「21~30万円」がどちらも33.3%で最も多く、どの年代よりも「10万円以下」で購入する方が多いというのが印象的ですね。20代の方よりもなるべく価格を抑えて購入したい、または平均的な価格で購入したいという方が多いようです。
意外にも30代後半で「51万円以上」などの高額な指輪を購入するという方は少なく、その6割以上が30万円以内と比較的リーズナブルなものを購入していることがわかりました。
ほかのどの年代よりも「わからない」を回答した方が多く、その比率はなんと33.3%ですが、この比率からすると婚約指輪自体を購入するかどうか検討しているという方も30代後半で増加しているのではないでしょうか。
購入方法ごとの婚約指輪の相場
婚約指輪の予算相場は、購入する方法によっても多少変化します。婚約指輪には、それぞれ「既製品」「セミオーダーメイド」「フルオーダーメイド」と3種類のタイプがあり、作り方や購入方法などにも特徴があるため自分に合ったものを選びたいですよね。
では「既製品」「セミオーダーメイド」「フルオーダーメイド」の、それぞれの特徴や相場についてご紹介します。
お気に入りを探せる既製品
既製品とは、その名前の通りすでに店頭に並んでいる完成した指輪のことを指します。
ブランドのデザイナーさんがデザインしたものなど、お店によっても全く異なる数々の種類のデザインを見比べながら、時には試着をしながら自分にぴったりのお気に入りを探せるのが最大のメリットです。既製品の婚約指輪の予算相場は約35万円で、一般的な相場である35.9万円ともほぼ一致していることがわかります。
完成品とはいったものの、自分の指のサイズと同じものが店頭にはなかったり、仕上げ加工や裏側にイニシャルなどの刻印をすると時間がかかったりするため、完成まで1カ月くらいの余裕を持っておくのがおすすめです。自分の指に合ったサイズがお店にあり、刻印や加工が一切必要ないということであれば、最短でその日に持ち帰れるというのも既製品ならではのメリットではないでしょうか。
結婚情報誌のゼクシィが2012年4月~6月に実施した「結婚トレンド調査2012」によれば、全国の婚約指輪で最も選ばれているのが既製品で54.5%と、半数以上の方は既製品を購入しているようですね。
組み合わせて決めるセミオーダーメイド
セミオーダーメイドとは、さまざまな指輪のデザインや素材(ダイヤ)などを組み合わせて、お気に入りの指輪を自分で作ることを指します。
セミオーダーメイドのメリットは、予算に合わせて素材や枠を選べることと、既製品とは違い自分で好きなように組み合わせてオリジナルの指輪を作れることです。サイズなどもしっかり計測してから注文をするので、自分の手にぴったり合ったお気に入りの指輪が完成し、その分だけ指輪への思い入れも強くなりますね。既製品ではオリジナリティに欠けて物足りないけれど、フルオーダーするにはちょっと気が引けるという方には、セミオーダーメイドがおすすめです。
セミオーダーメイドの指輪の予算相場は約37万円で、シンプルなものを選べば既製品よりも予算が抑えられることもあり、約3割の方がセミオーダーメイドを利用しているという結果となりました。セミオーダーメイドとはいえオーダーメイドですので、注文を受けてから指輪を作成するため、既製品と同じくこちらも完成まで1カ月ほどの時間がかかると思っておいてくださいね。
世界に1つしかないフルオーダーメイド
フルオーダーメイドとは、ジュエリーデザイナーが希望をヒアリングし、そこからデザインを描き起こして指輪を作ることを指します。
フルオーダーメイドの最大のメリットは、素材や枠から全て自分で決め世界に1つだけしかないオリジナルの指輪が完成することです。その分だけ予算は「既製品」や「セミオーダーメイド」よりも少し高額で相場は40万円程度からとなってしまいますが、自分の好みやセミオーダーにはないデザインなどを思いのまま注文できるため、指輪にはこだわりたいという方におすすめです。
フルオーダーメイドはイチからデザインを考案しますので、指輪の完成までは2カ月~3カ月ほどかかることが多いです。ほかの購入方法よりも少しハードルが高いフルオーダーメイドですが、2人でデザインを考える過程もステキな思い出となるのではないでしょうか。
相場以外にもチェック!婚約指輪を購入する店舗選びのポイント
失敗せずに婚約指輪を選ぶにあたって重要なことのひとつが購入するお店選びです。購入した後のクリーニングやサイズ直しなどの「アフターケア」や、商品やダイヤの豊富な知識・資格などを持つ「店舗スタッフ」、ダイヤに付属する「鑑定書」などは、お店を選ぶ際にチェックしておきたいポイントです。
では、その「アフターケア」「スタッフ」「鑑定書」の選ぶポイントについてそれぞれご紹介します。
アフターサービスをチェック
アフターケアとは、指輪を購入した後の指輪のお手入れのことを指しており、指輪を購入したお店でサービスを受けることができます。
婚約指輪は一生ものですので、購入後のアフターサービスも重視しておきたいですよね。指輪を購入した後のサイズ直しや小キズ取り、くすんでしまった指輪のクリーニングや破損修理などに加えて、アレンジ、デザイン変更、新品仕上げなど、お店によってサービスが大きく異なりますので、指輪を購入する際にはチェックしておきましょう。
クリーニングやサイズ直し、指輪のリフォームなどのアフターサービスが充実しているお店は、顧客と長い付き合いをすることを前提としていますので信頼できるお店が多いです。そのアフターケアが無料か有料かもお店によって異なりますので、ぜひそちらも併せて確認しておきましょう。お店によっては『指輪購入後から3年間のみメンテナンス無料』というような有効期限が設けられている場合もありますので注意してくださいね。
スタッフの接客態度をチェック
お店で選ぶ際に一番気になるのは、お店のスタッフの方の対応や態度ではないでしょうか。いくら指輪のデザインやサービスが良くても、実際に訪れた際のスタッフの対応が悪ければ、いい気分で購入することができませんし、最悪その対応が原因で購入を断念してしまうということもありえます。
反対にダイヤモンドのことや購入予算など、わからないことや不安に思っていることをスタッフの方に親身になって聞いてもらえると、安心できて購入意欲も湧きますよね。さらに、そのスタッフが鑑定士やジュエリーコーディネーターの資格を持っていたり、石の種類や産地などについて深い知識を持っていたりする専門のスタッフであれば、もし指輪を選ぶ際に迷い始めたとしても適切にアドバイスしてもらえ、自分が納得できるものを購入することができます。
せっかく購入するのであれば「大切なものだからこそ慎重に選びたい」という気持ちをしっかりと汲み取ってくれて、親身に相談に乗ってくれるスタッフがいるお店がおすすめですよ。
鑑定書がつくかをチェック
ダイヤモンドを購入する際に “鑑定書” というものがあることをご存知でしょうか。この鑑定書は「ダイヤモンドグレーディングレポート」と呼ばれ、ラウンドブリリアントカットされたダイヤモンドだけにしか発行されないもので、いわばダイヤモンドの品質を保証する証明書ですね。
ラウンドブリリアントカットとは、数学的にも証明されているダイヤモンドの美しさを最も引き出すことができるカットといわれ、ダイヤモンドの最もスタンダードなカット手法のことをいいます。
ダイヤモンドの価値は4C(カラット、カラー、クラリティ、カット)というグレード(等級)の高さによって決まるとされていて、鑑定書にはその購入したダイヤモンドの品質についてわかるように記載されています。はじめにも記載した通り、鑑定書はダイヤモンドを購入する際に品質の保証をしてくれる重要な証明書ですので、指輪の購入時に鑑定書が付くというのは大事なポイントです。
そして、鑑定書が付くダイヤモンドを多く販売しているお店は、品質の良いダイヤを多く取り扱っているという何よりの証拠ですので、信頼のおける店舗ということがわかります。
相場観を知って納得の婚約指輪選びを!
婚約指輪選びは、デザインだけでなく、お店や購入方法などもさまざまで迷ってしまいがちですが、2人の人生をスタートさせるという誓いの印として、事前に下調べをしたり実際にお店に訪れてみたりと、納得できるまで吟味してくださいね。そんな大切な婚約指輪を購入するにあたって、おすすめのお店として「VENUS TEARS」をご紹介します。
「VENUS TEARS」は、海外展開の強みを活かした仕入れルートを確立し、鑑定書付きの高品質なダイヤモンドを圧倒的な低価格で提供しています。購入したあとのクリーニングやサイズ直し、デザインの変更などのアフターケアもかなり充実しています。
まだ指輪選びで悩んでいるという方は「すべての幸せな恋人たちのために」と掲げ、顧客満足を第一に考えた信頼と実績のある「VENUS TEARS」での購入を一度検討されてみてはいかがでしょうか。
■取扱店舗
VENUS TEARS 銀座店
東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座 4F
Tel : 03-6228-6503
営業時間 11:00~20:00【時短営業中】