こんにちは!ヴィーナスティアーズ柏店です。
今回は各誕生石の歴史についてご紹介していきます!
誕生石の歴史
▶誕生石の始まり
誕生石の始まりは約3500年前の旧聖書までさかのぼります。
ユダヤ教の高僧たちが胸に身に着けていたプレートに、12種類の宝石をつけていたものが由来となっています。
誕生石を身に着ける習慣が広まったのは、18世紀にポーランドに移住したユダヤ人によるものといわれており、小さく資産価値の高い宝石は、商売に長けるユダヤ人にとって格好の商材だったそうです。
20世紀ごろにはアメリカにも渡り、誕生石の存在を広め、現在では各国でなじみ深いものとなっております。
その後1912年に、アメリカの米国宝石商組合によって正式に誕生石が制定され、1952年に改訂現在に至ります。
1958年になると日本で全国宝石卸商協組が誕生石を制定しました。
時代を経て、人々の好みや宝石商たちの販売戦略などが加味されて現在の誕生石が誕生しました。
▶1月の誕生石ガーネットの歴史
ガーネットは歴史上最古の宝石といわれています。
ユダヤ人の歴史によると、ノアの箱舟で知られている大洪水の最中に光輝くガーネットがノアを導いて救ったという伝説があります。
5000年以上前にはレッドガーネットが、エジプトのファラオのネックレスとして使用されており、ヘレニズム時代には東方遠征したアレキサンダー大王も、自国まで持ち帰ったとされています。
血のような色合いから、兵士が身を守るお守りとして、ガーネットを身に着ける習慣が生まれ、十字軍に参加した兵士も戦場に行く際に身に着けていたそうです。
古代エジプトにおいては、ガーネットは護符として崇め奉られおり、古代ギリシャでは恋人同士が永遠の愛を誓う際に贈られ、中世ヨーロッパでは、赤色が血の結束を表す証として、高貴な身分などに好まれていました。
K18PG ガーネット2.97ct ダイヤモンド0.20ct トルマリン アイオライト リング
¥64,800(税込)
▶2月の誕生石アメジストの歴史
アメジストは2万5000年前の、古代エジプト初期王朝時代第一王朝の3代目ファラオである、ジェルのお墓からブレスレットが発見されました。
古来では、紫色の宝石種の数が少なく、大変貴重な宝石として扱われてきており、王族などの非常に高貴な身分の人や聖職者が所持していたとされています。
中王国時代のエジプトでは広く普及されており、ネックレスに加工したり、太陽をつかさどる神の化身として崇められていたスカラベを模したアメジストなどがあり、上流階級の令嬢などに与えられていたそうです。
19世紀末に南米でアメジストの鉱山が発見され、採掘量が増加しました。
▶3月の誕生石アクアマリンの歴史
アクアマリンの歴史は古代ギリシアからあり、ギリシア神話には、美しい歌声で船乗りを惑わす精霊(セイレーン)に怒った海の神(ネプチューン)に、石にされた姿だという言い伝えがあったり、ローマ神話では月の女神(ディアナ)の守護石だったという言い伝えが残っています。
そのため古代ローマでは「進むべき道を照らしてくれる石」として、船乗りたちが航海のお守りで使用されていました。
そこから海に関する石として、ラテン語で、水という意味の「アクア」と海という意味の「マリン」でアクアマリンと古代ローマ人が名づけたとされています。
さらに、アクアマリンはフランス王妃マリー・アントワネットが、最も好み身に着けていた宝石としても知られています。
PT900 アクアマリン0.69ct ダイヤモンド0.40ct リング
¥74,800(税込)
▶4月の誕生石ダイヤモンドの歴史
現在発見されたダイヤモンドで最も古いものは約45億年前にできたものです。
マグマの噴出とともに地表にでてきたことによって紀元前7、8世紀頃、人の目にふれたといわれています。
最初はただの硬い石と思われていましたが、その無敵の硬さから魔除けやお守りとして男性が身に着けていたり、古代ローマの王などが戦いのときに身に着けていたとされ、女性の身を飾るジュエリーとしてではなく、強い力が込められたお守りとして扱われていました。
紀元前4世紀頃にインドで発見され取引が始まったとされていましたが、当初は、その限られた資源は王族や富裕層向けのものとされていたそうです。
ダイヤモンドは原石のままではあまり光らないため、昔はルビーの8分の1以下の価格で取引されていました。
PT900 ダイヤモンド1.20ct 0.39ct リング
¥344,800(税込)
▶5月の誕生石エメラルドの歴史
エメラルドは古代からある宝石で、紀元前4000年にはバビロニアの人々がエメラルドの売買をしていたそうです。
古代ローマや古代ギリシャでは「ヴィーナスに捧げる宝石」として崇拝されていました。
アレキサンダー大王は戦いのときにあると必ず、自分の守護石として大粒のエメラルドを身に着けていたとされています。
古代エジプトの女王クレオパトラも愛用しており、ジュエリーとしてだけではなく、砕いて粉末にしたエメラルドでメイクをしたり、エジプトに訪れる要人に自分の似顔絵を掘った大きなエメラルドを贈っていました。
クレオパトラのエメラルド愛は、エメラルド鉱山に自身の名前をつけた「クレオパトラ鉱山」をつくるほど愛していたと言われています。
PT900 エメラルド0.659ct ダイヤモンド0.6ct リング
¥134,800(税込)
▶6月の誕生石パールの歴史
海に潜り、真珠をとっていた最古の地域はアラビア半島といわれており、その中でもバハレーン島が真珠採集の中心地とされていました。
15世紀から16世紀ではクリストファー・コロンブスやスペイン人達が新大陸へ航海を始め、中央アメリカや南アメリカで大量の真珠や真珠貝を発見し、新大陸の真珠はスペインに莫大な富をもたらし、「真珠の時代」とヨーロッパの王族や貴族に呼ばれるようになりました。
18世紀から20世紀になると、天然真珠を求め、アメリカやフレンチポリネシア、マンナール湾などの海で天然真珠貝の乱獲が起こってしまい、激減したそうです。
エジプト最後の女王となったクレオパトラは、真珠を酢に溶かし、飲み干したといわれています。
K18WG 半形真珠 ダイヤモンド0.4ct トップ
¥144,800(税込)
▶7月の誕生石ルビーの歴史
中世ヨーロッパでは色石が王族に好まれており、その中でもルビーとエメラルドはルネサンス以降こぞって求められた宝石でした。
ギリシャ人はルビーのことを「すべての宝石の母」と呼ばれ、ローマ人はダイヤモンドよりも価値がある宝石とし、「宝石の中の一輪の花」と呼んでいたそうです。
ヨーロッパはルビー鉱山がなく、王族や貴族たちは商人たちが東方のスリランカやビルマからルビーを持ち帰ってくるのを待つしかなかったといわれています。
限られた供給量から王族・貴族の特権だったのですが、20世紀になると新しい鉱山の開発に伴い、より多くのルビーが採掘されるようになりました。
PT900 ルビー0.83ct ダイヤモンド0.40ct リング
¥159,800(税込)
▶8月の誕生石ペリドットの歴史
古代エジプトでは暗闇を照らしてくれる「太陽の石」として崇められており、見つけやすい夜に採掘されていたそうです。
また、エジプト人はペリドットの色は太陽神ラーの金色の光を受け継いだものであり、危険から身を守ってくれると信じていました。
12世紀頃になると、ヨーロッパ全域にペリドットが普及されたと言われています。
ハワイではペリドットのことを「ハワイアン・ダイヤモンド」と呼ばれており、キラウエア火山の火山弾から産出されるペリドットは、ポリネシア神話の火の女神ペレの涙と信じられているそうです。
▶9月の誕生石サファイアの歴史
サファイアは王族や聖職者の式服の装飾品として使用され、愛されてきました。
特に王族に人気があったそうで、古代ローマやギリシャでは王や王妃たちがこぞって身に着けていたとされています。
中世になると聖職者たちが「天国の象徴」としてサファイアを身に着けていたそうです。
古代ギリシャ伝染病による腫物や目の病気を治すと信じられていたり、毒薬に対する解毒剤としても信じられてきました。
12世紀末にマルコ・ポーロは、モンゴル宮廷に行く際に献上物としてサファイアを携えたとされており、皇帝であったフビライ・ハンは、サファイアの青い輝きに魅了され好意的にもてなしたそうです。
カトリック教会ではサファイアは神の光のシンボルとされており、天の力が宿るようにと聖職者たちがこぞって身に着けたといわれています。
PT900 サファイア1.70ct ダイヤモンド0.82ct リング
¥374,800(税込)
▶10月の誕生石オパールの歴史
古代ローマやギリシャ時代の頃は、神秘的な見た目から予知力や洞察力が形になったものと考えられ、「神の石」と呼ばれてたそうです。
アラブでは稲妻が宝石になったものと考えられていました。
古代ローマでは政治家だったマルクス・アントニウスは元老院議員が身に着けていたオパールに一目ぼれをし、クレオパトラに贈るため譲ってほしいと頼みましたが断られてしまい、元老院議員を国外追放しました。
イギリスのビクトリア女王が愛した宝石でもあり、娘の結婚祝いにオパールを贈ったそうです。
PT900 ブラックオパール0.66ct ダイヤモンド0.49ct リング
¥104,800(税込)
▶11月の誕生石トパーズの歴史
紀元前の時代から紅海に浮かぶ「トパジオス島」という島で採掘されており、そのことからその島にちなんで「トパーズ」と名付けられたとされています。
古代ギリシャ人は、トパーズは自分たちに力を与えてくれると信じており、ヨーロッパではルネサンスの間、人々はトパーズが魔法の呪文を解き怒りを払拭できると考えていたそうです。
インドでは心臓の上にトパーズを身に着けると長寿、美しさ、知性が保証されると信じられてきました。
エジプト人からは「太陽の宝石」と呼ばれており、太陽神ラアの光でその色になり、災害から身を守る力があるとされてきました。
K18PG インペリアルトパーズ0.986ct ダイヤモンド0.39ct リング
¥94,800(税込)
▶12月の誕生石トルコ石の歴史
古代エジプトの支配者は、トルコ石の宝飾品を身に着けていたことや中国の職人が3000年以上も前にそれを彫刻していたそうです。
13世紀頃、主産地であるイランやシナイ半島からトルコ経由で地中海を経てフランスに持ち込まれたことで、トルコの石という名称が誕生し、「トルコ石」と呼ばれるようになりました。
トルコ石は儀式の宝石であり、米国南西部では米国先住民族にとって物々交換の手段だったり、お守りとして使用されてきました。
また弓や銃器にトルコ石をつけると狩猟者や戦士の正確さが増すといわれてきました。
いかがでしたでしょうか。
今回は各誕生石の歴史についてご紹介いたしました。
当店には他にもジュエリーを取り扱っておりますので、是非一度店頭でご覧くださいませ。
皆様のご来店、スタッフ一同心よりお待ちしております。
【店舗情報】
ヴィーナスティアーズ イオンモール柏店
住所:千葉県柏市豊町2-5-25 イオンモール柏3F
営業時間:10:00~20:00
TEL:04-7142-2121
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